2026年公開予定の『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の情報が公開され、大きな話題を呼んでいる。
公開されたティザー映像では、原作の「吉原炎上編」には登場しなかったキャラクターの姿も確認され、ファンの期待感はますます高まっている。
本記事では、銀魂屈指の名エピソードである「吉原炎上編」のおさらいと、映画化にあたって注目されるポイントを整理していく。
① 「吉原炎上編」とは? 原作ストーリーのおさらい
「吉原炎上編」は、漫画『銀魂』25〜26巻に収録されているエピソードである。
財布をスられた銀時は、スリで生計を立てている少年・晴太と出会う。
銀魂公式サイト
晴太は、地下遊郭都市・吉原桃源郷一の花魁であり、
生き別れた母である日輪に会いたい一心でスリを行っていたのだった。
晴太の願いをかなえるべく、吉原に乗り込んだ銀時達の前に、
吉原の夜王”鳳仙”が立ちはだかる。
日輪と晴太の強い絆が印象的なエピソード。
神楽と春雨幹部・阿伏兎との死闘、そして銀時と夜王・鳳仙との壮絶な戦いが描かれる。ギャグとシリアスのバランスが絶妙で銀魂の魅力が凝縮されており、銀魂の中でも一番好きなエピソードと語るファンも多い名編である。
② 人気キャラクターの初登場と支持の高さ
「吉原炎上編」では、後にシリーズを代表する人気キャラクターとなる月詠と神威、さらに神威の部下である阿伏兎が初登場する。
月詠は吉原最強の女傑として銀時たちと共闘し、神威は神楽の兄として強烈な存在感を放つ。
そして神威の右腕ポジションである、部下の阿伏兎も物語に厚みを与える存在として描かれている。
三人の登場は、以降の銀魂のストーリーに大きな影響を与え続けることになった。
その人気は最新の20周年記念人気投票(2024年)にも表れており、神威は46,397票を獲得して第7位、月詠は32,457票で第9位、阿伏兎も11,602票で第17位にランクインしている。
いずれもシリーズ屈指の支持を集めており、「吉原炎上編」が“名編”と呼ばれる理由のひとつは、こうした人気キャラの初登場であることも大きい。
③映画化にあたっての注目ポイント
公開されたティザー映像には、原作「吉原炎上編」には登場しなかった新選組や攘夷志士とみられるキャラクターの姿が出演しており、これがどのようにストーリーに関わってくるのか、早くも議論が盛り上がっている。
また、現代の映像技術で描き直される吉原の世界観やバトルシーンも注目点だ。煌びやかな遊郭都市・吉原や、銀時たちの激しい戦闘が最新のアニメーションでどのように表現されるのか、多くのファンが期待している。

④原作との違いはあるのか?
過去に劇場化された「紅桜篇」では、原作にない追加シーンやオリジナルの演出が盛り込まれた。今回の「吉原炎上編」も、原作を忠実に再現しながらも、映画ならではの追加要素が期待される。
ティザーに登場した新キャラクターたちが、その「新要素」の一端である可能性は高いだろう。
ファンとしては、物語にどのような厚みが加わるのかを楽しみに待ちたいところだ。
まとめ
「吉原炎上編」は銀魂の中でもシリアスとギャグのバランスが絶妙で、ファンの間で特に人気の高いエピソードである。その映画化は、シリーズ全体にとっても大きなニュースといえる。
ティザー映像からはすでに原作にはない描写が確認されており、忠実な再現と新たな追加要素の両方に期待が集まっている。2026年の公開に向けて、さらなる続報から目が離せない。

