『アイドルマスター』シリーズ最新作、『学園アイドルマスター』。本作は、従来のシリーズとは異なり、、「トップアイドルを育てるための学び舎」である初星学園を舞台に、プロデューサー科の生徒としてアイドル科の生徒をスカウトし、立派なアイドルに育て上げることを目的としている。

リリースから半年が経過した現在においても、シリーズファンのみならず、幅広い層から高い人気を集めている本作。本作が、ここまで支持を集める理由は多岐にわたる。まず、「学園」と「アイドル育成」という、一見相反する要素を組み合わせた独自の世界観。戦略性と育成要素が巧みに融合した高いゲーム性。そして、原口沙輔や田淵智也といった名だたる作家陣によるハイクオリティな楽曲。最後に、個性豊かで魅力的なアイドルたちの存在が、プレイヤーを惹きつけているのだ。
本記事では、現在プロデュース可能なキャラクターの一覧に加え、今後実装が予定されているアイドルの詳細を、まとめて紹介する。新たにゲームを始めるプレイヤーはもちろん、次にプロデュースするアイドルを決めあぐねているプレイヤーにおいても、有意義な記事になるはずだ。
現在実装されているアイドル一覧
はじめに、すでに実装されており、プロデュースが可能なアイドルを紹介する。
努力を止めない天才——”花海咲季”

まず紹介するのは、勝ち気で負けず嫌いな元アスリート、花海咲季(はなうみ さき)。入学試験を首席で突破した経歴が示す通り、確かな実力を持つ人物である。公式サイトでは「幼少時から物覚えが良く、なにをやらせても上手にこなす神童」と紹介されているが、その才能に甘んじることなく、努力を惜しまないストイックさこそ彼女の真骨頂だ。アイドルとしての道を歩み始めた彼女が、どのような成長を見せるのか、大きな期待が寄せられている。
また、花海咲季はフィットネス総合誌『Tarzan(ターザン)』のバックカバーを務めたり、ゲーム『ワンス・アポンア・塊魂』の劇中曲を担当したりと、作品の枠を越えて活躍の場を広げており、実在性のあるアイドルを求めている人によっては、この上ない存在だと言えるだろう。
👉花海咲季がバックカバーを務めた『Tarzan』894号をAmazon.co.jpで購入する
完璧じゃない完璧主義者―― ” 月村手毬 “

次に取り上げるのは、月村手毬(つきむら てまり)。中等部ではナンバーワンユニット「SyngUp!」のセンターとして活躍し、“ナンバーワンアイドル”として名を馳せた。実績に裏付けられたその輝きから、ストイックでクールな完璧主義者を想像するかもしれないが、実際の性格は意外にも甘えん坊で怠け者。トラブルメーカー気質でもあり、他のアイドルへの苛烈な態度から、誤解を招いてしまうこともしばしば。
しかし、信頼した相手の前でしか、幼稚な姿は見せないこと、辛辣な態度をとった後には自分を責めてしまうほど心根が繊細であることなど、放っておけない魅力も併せ持つ。完璧とは程遠い不器用さこそ、彼女の大きな魅力のひとつと言えるだろう。
アンビバレントな魅力で輝く—— “藤田ことね”

当記事を読む前から、藤田ことね(ふじた ことね)の名前を耳にしたことがある人もいるだろう。「お金を稼げるアイドル」を目指し、明るく周囲を引っ張るムードメーカーでありながら、勉強はそこそこに多彩なアルバイトをこなしてきた、行動力抜群の人物だ。ソロ曲『自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング』のMVはYouTubeで144万回再生を突破しており、注目度の高さがうかがえる。また、彼女を主人公としたスピンオフ漫画『学園アイドルマスター GOLD RUSH』が週刊少年チャンピオンにて連載中であることも見逃せない。
そんな彼女の魅力を語るうえで外せないのが、そのアンビバレントさにある。自分の容姿に自信を持っているものの、自己肯定感は高くなく、褒められることが大好きという一方で、なぜか自分を過大評価してくる生徒会長・十王星南(じゅうおう せな)に対して、わずかな苦手意識を感じているなど、複雑で愛らしい・どこか不安定なキャラクター性に、魅力が光るキャラクターでもある。
そんな彼女が、プロデューサーや仲間たちとの関わりを通じて、どのように自分の価値を見出し、アイドルとして輝きを増していくのか。今後の成長から、目が離せない。
👉藤田ことねが主人公を務める『学園アイドルマスター GOLD RUSH』をAmazon.co.jpで読む
恋心ほのめく年下の姉—— “姫崎莉波”

姫崎莉波(ひめさき りなみ)は、『学園アイドルマスター』においてもひときわ異質な存在である。理由は明白で、彼女はプロデューサーに対し、恋愛感情とまではいかずとも、それに限りなく近い情愛を抱いていることが公式に示されているアイドルだからだ。同様の性質を持つキャラクターとしては、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の佐久間まゆや、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の杜野凛世が挙げられる。
莉波は一年生時、ユニット「Love☆しすたぁず」に“リナぽよ”名義で所属していた。いわゆる「妹キャラ」担当であったが、求められる像に応えようとツインテールにするなど努力したものの、結果は振るわず、ユニットを離れることとなった。
実は主人公=プレイヤーであるプロデューサーとは、幼少期に一夏を共に過ごした間柄である。当時、幼いプロデューサーは彼女より背が低かったため、莉波は彼を年下だと勘違いしていた。結果として、彼女は「年下の姉」という一見して矛盾したキャラクター性を有するに至った。この、どこかちぐはぐで人間味のある造形と、可憐なビジュアルが相まって、ファンから高い人気を集めている。
未完成でもまっすぐな魅力——”倉本千奈”

次に取り上げる倉本千奈(くらもと ちな)は、プロデュースが一筋縄ではいかないアイドルである。公式がリリース当初に示したプロフィールからも明らかな通り、歌唱力・表現力・ダンス力のいずれもが著しく不足しており、アイドルとしての素養は水準を大きく下回っている。下記のグラフの中で、唯一突出している要素も(画像の中では伏せられているが)「家柄」であり、それも彼女自身の努力によって得たものではない。

しかし一方で、倉本千奈は、指摘や助言を真っすぐに受け止める素直さを備えている。その飾らない性格から、プロデューサーはもちろん、前述の月村手毬をはじめとする仲間たちから自然と気に掛けられる場面が多く描かれている。こういった人柄の良さや、幼くて愛らしいビジュアルが、プレイヤーの庇護欲をくすぐる。
簡単で退屈な日々を厭うた天才少女 “篠澤広”

篠澤広(しのざわひろ)は、『学園アイドルマスター』リリース前から注目を集めていたアイドルのひとりだ。公式プロフィールによれば、身長は151cmに対して体重は41kg。BMIの数値から見ても「痩せすぎ」と言える水準であり、その体型の背景には、彼女の生い立ちが深く関係している。
わずか14歳にして海外大学を卒業した、稀代の天才——それが篠澤広だ。努力を必要とする場面がほとんどなく、誉められることが当たり前の日々。そんな、あまりに“簡単すぎる”人生に退屈を覚えた彼女は、自らの未知の領域である「アイドル」という道を選び、初星学園に入学する。これまでの人生では味わうことのなかった「思い通りにならない事柄」の数々戸惑いながらも、一つひとつ壁を乗り越えようと懸命に挑む姿は、多くのプレイヤーの心を掴んで離さない。
また、彼女のソロ曲『光景』は、インターネット発の音楽家として高い評価を受ける長谷川白紙が手がけた楽曲である。その実験性と完成度の高さは群を抜いており、リリース当初から大きな話題を呼んだ。

