【独占インタビュー】新作フルボイスビジュアルノベルゲーム『アイリス・オデッセイ パンドラの少女』に込められた思い

インタビュー

話題沸騰中のフルボイスビジュアルノベルゲーム『アイリス・オデッセイ パンドラの少女』の体験版がSteamにて配信されている。

ダイバースメディアでは本作の監督であり、開発元の合同会社イースニッドの太田代表に独占インタビューを敢行した。
製品版リリース前に、世界観や注目ポイントはもちろん、本作が生まれた背景や、ここでしか聞けない制作に関する裏話などを徹底解剖する。

©eisnid llc.

作品概要

『アイリス・オデッセイ パンドラの少女』

ジャンル:フルボイスビジュアルノベルゲーム

リリース予定:2026年 第2四半期

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開発:合同会社イースニッド

キャスト:

・アイリス cv小原好美

・西園風花 cv稲垣好

わたしは渋谷(ここ)で、家族を守りたい。 

渋谷に住む孤児の少女風花と、”魔法使いの犯罪捜査官”アイリス、二人の運命の出会いと冒険を描く、現代ファンタジーADV開幕!

ゲームの元となったのは、オリジナルの長編小説

…ダイバースメディア

…太田代表


本日はよろしくお願いします!最初に、合同会社イースニッド設立の経緯と本作へ至るまでの流れをお聞かせください。

大学生のときに執筆した長編小説がありまして、その中にイースニッドという国やアイリスが登場してきます。「イースニッド」という名前はそこからですね。当時、これしかないんだという気持ちで必死に必死に書きました。このゲームはその小説のリブートという位置づけです。

僕は、ライトノベルと美少女ゲームに青春を直撃された人間なので、高校生の頃から将来はノベルゲームを作りたいと思っていました。大学院卒業後は一般企業で働きながらゲーム開発をしていましたが、会社員として自分の出来ることがわかってきたというのもあり、独立に挑戦したいなと。高校生の頃から抱いていた夢をやってみようと。

▲東京ゲームダンジョン11『アイリス・オデッセイ パンドラの少女』展示ブース(左)/ 太田代表。「アイリス」と「風花」のぬいぐるみを携えて(右)

イギリスの魔法使いじゃない!?本作のベースとなった古代ギリシアのエッセンスと「家族」の物語

本作のタイトルに込められた意味を教えてください。

タイトルに入っている「オデッセイ」は、古代ギリシア語で「長い冒険譚」という意味で、古代ギリシアの魔法使いが現代にあらわれたら、という世界観の物語です。たとえば「ハリー・ポッター」は大好きなんですが、今作では、イギリス由来の魔法使いの枠組みではなく、古代ギリシア由来の魔法使いだということを意識して世界観を作っていきました。

私も世界史専攻でしたしギリシアの神々自体は知識としてあるんですけど、魔法使いって当時から存在していたんですか?

ギリシア神話で有名な「ヘカテ」が魔法使いの女神様なんですよ。参考資料というわけではないんですが『古代ギリシア・ローマの魔術のある日常』『秘密の古代ギリシャ、あるいは古代魔術史』という本があって面白いので、もし良かったら。

『古代ギリシア・ローマの魔術のある日常』

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『秘密の古代ギリシャ、あるいは古代魔術史』

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藤村シシンさんですね!「ゲームさんぽ」というチャンネルの「アサシンクリード オデッセイ」回で出演されてましたね。

・ゲームさんぽ /ライブドアニュース

ゲームさんぽ /ライブドアニュース
「〇〇のプロと行く ゲームさんぽ by ライブドアニュース」YouTubeアカウント。様々な専門家と共にゲームの世界を探訪するゲーム実況企画「ゲームさんぽ」を中心に、漫画、アニメ・映画などのポップカルチャーを題材とした企画動画を配信していま...

世界観は古代ギリシアの要素が大いに盛り込まれているということですが、本作のジャンル・コンセプトはなんでしょう?

古代ギリシアには、色んな家族が出てくる物語が多くありますが、本作も様々な形の「家族」がコンセプトのひとつです。色んな家族が争って、結びついて…キャッチコピーにも「わたしはここで家族を守りたい」とあります。

風花の育ったロバの家(児童養護施設)にも家族がいますし、西園家は身寄りのない風花を引き取った家族です。イースニッドという国にもアイリスの家族がいます。

様々な「家族」が物語を紡いでいきます。疑似家族の歪み/上手くいかないところも書きましたし、壊れる家族もあれば生まれる家族もあります。

アイリスちゃんはイースニッドからやってきてそっちにも家族がいるんですね?

そうです。アイリスはイースニッドからやってきた犯罪捜査官ですね。魔法の存在は伏せられているけれど、裏社会には浸透している世界観なんです。

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家族に焦点を当てた理由はありますか?実体験が基になっているとか。

理由は2つあります。1つ目は『輪るピングドラム』《ブレインズ・ベース制作のテレビアニメ》がすごく好きで。

あれも疑似家族の物語ですね。影響を受けてると思います。

もうひとつはやはり古代ギリシアですね。古代ギリシアは家族の物語が多くて、特に「オイディプス王」なんかの「父殺し」のお話が有名です。王様の息子が王様から追放されて戻ってきて、父親を殺して新しい王になる…というのがギリシアの王道なんですよ。僕自身そういう物語に親しみを持ってきたので。

古代ギリシアの王道を、よくご自身の小説に落とし込んだなというところがあるんですが。

物語を書くのは、結構得意です(笑)
僕の書き方ですが、座組とプロットが決まったら書き始めて、半分くらいしたらテーマが見えてきます。そしたら頭から書き直すんです。真ん中くらいで「これは家族の話なんだ!」とブレイクスルーが起きて…という感じですね。

貴重な演出シートを公開!こだわりのビジュアルと、豪華スタッフ陣

ビジュアルや演出面で特にこだわったポイントはなんでしょうか?

アイリスと風花の関係性は特に気を遣って書きました。特にこのCGは正念場でした。とにかく揉みましたね。ラフを描くのにも一苦労で、この絵だけで1か月くらいかかりました。

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▲こだわり抜いたスチルCGがこちら。ふたりの表情、距離感、ライティング…思わず惹きつけられる1枚だ。

編屋さつき(あみや さつき)さん《公式宣伝大使&絵師・Vtuber》は萌えイラストが得意な方です。アートディレクターの厳男子(きびだんご)さん《代表作「ムラサキ」LINEコミックス等》と逐一コミュニケーションを取って、僕の意図を反映してもらいました。

熱意が伝わりますね。

この絵1枚でお客さんを惹きつけないといけないことは分かっていたので、ないがしろにはできませんでしたね。

演出面についてはいかがでしょう?

演出チーフはベテランスクリプターの御剣ヒロさんにご担当いただきました。

スクリプターというのは、簡単に言えばノベルゲームの演出家です。御剣さんの代表作には最近大ヒットした『ATRI -My Dear Moments-』があります。

アニメーション制作のような感じでコンテに書き起こし、ゲームとして描画しています。

演出にはこだわって作りました。ノベルゲーム制作チームとして、超水道さんやTYPE-MOONさんが、僕たちの目標です。

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▲演出シートの一部を抜粋。このシートを通じて演出を決めていく。

『ATRI -My Dear Moments-』

ATRI -My Dear Moments- on Steam
"As the world sank, I found you." In the near future, a sudden and unexplained sea rise has left much of human civilizat...

Steam/Switch等で販売中の美少女ゲーム。販売好調をきっかけに2024年にテレビアニメも放送された。

企画初期と現在で大きく変わった部分はありますか?

企画初期から現在まで、迷うことなく一直線にここまできました。

僕がこういう風にしてくれといったら、みんなそれに沿って動いてくれます。僕が迷わなければそれで進むという感じですね。

開発のコアメンバーについてはどうでしょう?

全員にすごく頑張ってもらいました。

企画の最初から関わっているメンバーとしては、僕と米原将磨さん/プロデューサー《合同会社フヒトベ代表》
厳男子(きびだんご)さん/アートディレクター
中本有祐莉さん/キャラクターデザイン《「ビターダイヤモンド」白泉社等》の4名です。

企画の最初から最後まで本当に頑張ってもらいました。

良いゲームとは「人をある地点からある地点へ移動させる」こと?

さて、インタビューも残り終盤となりましたが太田さんが考える“良いゲーム”の定義を教えてください!

文学的な表現にすると、村上春樹は「ある人間をある地点からある地点へと移動させるのが、いい文学だ」と表現しています。

どういうことですか?

人が生きていく中で物事を考えるための思考回路がありますよね?

その作品を摂取した後だと「こういう考え方もあるんだ」と、ちょっと思考が変わっていくことがあります。

それが「ある人間をある地点からある地点へと移動させる」ということ。

観終わったあとにどれくらい移動したかは人によって違いますが、それがいい作品の定義だと考えています。

私は基本的に自分の考えが変わらないんですが、作品をプレイしたら変わるかもしれませんね。

本作のアイリスや風花がいて、いいコンビだったなあとか思い出に残ることだって「ある地点からある地点へと移動」することだと思います。

文学的なお題目じゃなくても、心や感情がちょっと豊かになってもらえるというか。

アイリスと風花というキャラクターを一緒に連れて帰ってもらえたらこんなに嬉しいことはありません。

『アイリス・オデッセイ パンドラの少女』の今後の展望と大きなビジョン

いよいよ最後になりますが、今後の展望はいかがですか?

夢はでっかくアニメ化です!コミカライズもしたいですね。

ちょっとマイナーなところでは、僕はカードゲームが好きなので、アイリスや風花が物理紙のカードに印刷されたら嬉しいです。

予定としては「アイリス」と「風花」のアクリルスタンドは近日販売予定です。
それとアニメイトグループ・フロンティアワークス社によるプロモーション協力が決定しました。彼らを加えた「アイリス・オデッセイ」チーム一同、作品を世界に羽ばたかせるため頑張っていきます。

ぜひウィッシュリスト登録をして、続報をお待ちください!

フロンティアワークスによるプロモーション協力について | Iris Odyssey
株式会社フロンティアワークスより『アイリス・オデッセイ』のプロモーション協力をいただけることになりました。

デモ版好評配信中!

ぜひDLして『アイリス・オデッセイ パンドラの少女』の世界をお楽しみください!

ウィッシュリスト登録はこちらから!製品版リリースをお楽しみに!


ダイバースメディア×合同会社イースニッド タイアップキャンペーン

今作の主人公である【アイリス】と【西園風花】のアクリルスタンドを抽選でそれぞれ1名の方へプレゼントいたします。

『アイリス・オデッセイ パンドラの少女』公式Xアカウントの該当ポストのRPとウィッシュリスト追加で応募可能です。詳細は下記をご確認ください!

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【応募期間】

2026年3月17日(火)~ 3月22日(日)23:59

【景品】

©eisnid llc.

アクリルスタンド(アイリス&風花)各1名 計2名様

【応募方法詳細】

① 通常応募(抽選1口)

 → アイリスオデッセイ公式アカウントをフォロー + キャンペーンポストをRT

② 当選確率2倍応募(抽選2口)

 → 上記に加え、Steamウィッシュリスト追加のスクリーンショットを添えて引用RT

【当選発表】

キャンペーン終了後、X上でご報告+当選された方にはDMでご連絡いたします。

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