The Game Awards 2025:GOTYノミネート6作品を紹介

ゲーム

その年に最も優れたゲームとクリエイターを讃える、年末恒例のゲームイベント「The Game Awards」が、今年度は、12月11日に開催される。

大賞にあたるGame of the Yearには、「ドンキーコング バナンザ」など計6作品が名を連ね、すでに大きな注目を集めている。現在、The Game Awards 2025の公式サイトでは、各部門に対する一般投票が始まっている。そこで当記事では、Game of the Yearにエントリーした6作品の特徴や魅力をわかりやすく整理し、それぞれがどのような理由で評価されているのかを解説していく。当記事が、投票を行う上での一助になれば幸いである。

The Game Awardsとは

まずは、『The Game Awards』とはどのようなイベントなのか、その概要について、解説を行う。『The Game Awards』は、その年にリリースされた優れたゲーム作品やクリエイターを表彰する、世界最大級のゲームアワードである。なかでも、特に高い完成度と影響力を備えた作品が選出される「Game of the Year」は、毎年大きな注目を集める存在だ。

表彰部門は全29部門におよび、作品そのものを評価する部門だけでなく、「BEST PERFORMANCE」や「CONTENT CREATOR OF THE YEAR」のように、ゲーム制作やコミュニティを支えた個人を讃えるカテゴリーも設けられている。こうした幅広い観点からゲーム文化を総合的に評価する点が、本アワードの大きな特徴といえるだろう。

2025年『The Game Awards』GOTYノミネート作品まとめ:頂点を争う6タイトルを紹介

次に、本年度の『The Game Awards』では、どういったゲームがGame of the Yearにノミネートされているのか。本年度は、6作品がノミネートされた。ラインナップは、以下の通り。

【The Game Awards 2025 Game of Year ノミネート作品一覧】

  • Clair Obscur: Expedition 33
  • DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH
  • ドンキーコング バナンザ
  • HADES II
  • Hollow Knight: Silksong
  • Kingdom Come: Deliverance II

次に、それぞれのゲーム内容と、これらのゲームのどういった点が、ノミネートに至ったのかについて、見ていこう。

Clair Obscur: Expedition 33

まず最初に紹介するのは、フランスを思わせるスチームパンク調の世界を舞台に、愛する人を失った主人公が部隊を率いて謎の存在“Paintress”へと立ち向かうアクションRPG『Clair Obscur: Expedition 33』である。

本作では、戦闘中に「アクティブメンション」を開くことで、パリィ・回避・カウンターといった多彩なアクションが行える。適切なタイミングで発動させれば、敵からのダメージを抑えつつ攻撃のチャンスを生み出すことが可能だ。さらに、一定のリズムに合わせて攻撃を重ねることで発動する「チェーンコンボ」により、ダメージを大幅に伸ばすこともできる。

加えて、敵の部位を自由に狙える「フリーエイムシステム」によって、弱点への集中的な攻撃や部位破壊といった戦略的な立ち回りが可能となっている。敵の挙動や特性を読み切り、最適解を瞬時に選び続ける戦闘は、従来のRPGの枠を超えた緊張感と爽快感が味わえると高く評価されている。

評価を集めているのはゲームシステムだけではない。美術表現や演出の完成度も群を抜いており、絵画的なアートワークと独自の世界観、そして重厚な物語が相まって、強烈な没入体験を提供してくれる。こうした要素の積み重ねが作品の総合力を押し上げており、Game of the Yearにノミネートされたのも納得といえるだろう。2025年を象徴する一本として、多くの注目を集めている作品である。

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DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH

次に取り上げるのは、DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH。本作は、当メディアでも過去に取り上げたとおり、「メタルギア」シリーズで知られる小島秀夫監督が主宰を務めるコジマプロダクションの最新作である。

「我々は、つながるべきだったのか」という、現代社会に通じる重厚なテーマを掲げた本作は、その強い問題意識と深いストーリーテリングによって大きな注目を集めた。前作でアメリカ大陸の再建を果たした主人公サム・ポーター・ブリッジズは、今作『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』では舞台をメキシコとオーストラリアへと移し、人類の新たな“つながり”を築くための遠征へ旅立つ。

本作はオープンワールド形式を採用しており、地形・気候・生態系が異なるエリアがシームレスにつながる大規模な世界を自由に探索できる。時間や天候がダイナミックに変化することで、景色だけでなく移動難易度や戦略も大きく変わり、プレイヤーに常に新しい挑戦を突きつける。

また、プレイヤーは状況に応じて攻撃的に戦闘へ踏み込むことも、徹底したステルスで衝突を避けることも可能。こうした選択の積み重ねが、ゲーム内のキャラクターたちの生活や世界の在り方にも影響を及ぼす仕組みになっている。そして、他者の行動がまた自分の世界に干渉してくる——この独自の相互作用によって、プレイヤーは自らの足跡が確かに刻まれていく感覚を味わえる。

前作以上に“つながり”の意味を問いかける本作は、まさに、小島秀夫作品ならではの問いと体験を深く追求した、まさに意欲作である。Game of the yearにノミネートしたことについても、頷ける。

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ドンキーコングバナンザ

今やThe Game Awardsの常連である、任天堂。今年度は『ドンキーコングバナンザ』によって、Game of the yearへのノミネートを果たした。本作は、スーパーマリオシリーズやドンキーコングシリーズなどで知られる「ドンキーコング」を主人公としている。

本作では、ドンキーコングが持ち前の腕力を駆使し、ステージ内のオブジェクトを豪快に破壊しながら進んでいく。各フロアが抱える問題を解決し、敵対勢力である「ヴォイドカンパニー」から送り込まれる刺客を撃破(あるいは、ヴォイドカンパニーの関係者との直接対決に勝利)することで、次の階層へと進むことが可能になる。

破壊したオブジェクトによってステージの構造そのものを作り替え、プレイヤー自身の手で進行ルートを切り開けるという仕組みは、まさに任天堂らしい独創的なゲームデザインだ。豪快さと戦略性を両立したシステムが、本作の大きな魅力となっている。

また、本作はシナリオ面でも高い評価を得ている。物語は、“黄金のバナナ”と噂される「バナモンド」が発見されたという知らせを受けたドンキーコングが鉱山地帯・インゴス島を訪れるところから始まる。その冒険の最中、彼は島の地下で謎の少女「ポリーン」と遭遇する。ドンキーコングはバナナを収穫しつつ、ポリーンを地上へ送り届けるため、奮闘することとなる。

FC版『マリオブラザーズ』でポリーンを攫う“悪役”として描かれていたドンキーコングが、本作では彼女を守り導く立場にあるという意外性は大きな話題を呼んだ。さらに、本作が「マリオシリーズ」本編とどのように接続していくのか――その物語上の位置づけも、多くのプレイヤーの興味を引いたポイントである。

こうした背景から、本作はドンキーコングシリーズだけでなく、マリオシリーズのファン層からも強い関心を集めるタイトルとなった。

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