『ヒロアカ ファイナルシーズン』主題歌はポルノグラフィティ!人気漫画とロックバンドとの歴史も紹介

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人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』の最終章となる『『ヒロアカ ファイナルシーズン』のオープニング主題歌が、人気ロックバンドポルノグラフィティの新曲「THE REVO」に決定した。アニメ第1期OPより約9年、物語のクライマックスを彩る豪華なタイアップは、放送前からファンの間で大きな話題を呼んでいる。

本記事では、主題歌「THE REVO」の基本情報やファンの反応を解説する。あわせて、これまで数々の人気漫画・アニメでロックバンドが主題歌に起用されてきた歴史を振り返り、その理由と効果についても掘り下げていく。

『ヒロアカ ファイナルシーズン』主題歌はポルノグラフィティ「THE REVO」

『僕のヒーローアカデミア』の最終章を飾る主題歌は、数々のアニメソングを手掛けてきたロックバンド、ポルノグラフィティが担当する。

ここでは、発表された主題歌の基本情報や、これまでのポルノグラフィティのアニメタイアップ実績、そしてファンの反応を紹介する。

主題歌の基本情報

主題歌のタイトルは「THE REVO」であり、ファイナルシーズンの放送開始に合わせて公開される。

ポルノグラフィティはアニメ第1期OPも担当しており、それから約9年、物語の原点回帰と壮大なフィナーレを演出するために「ポルノが来た」といえるだろう

ポルノグラフィティ|THE REVO(ザ レヴォ)

このタイアップのために書き下ろされた新曲であり、デクたちの最後の戦いをイメージさせるような、疾走感と重厚感を兼ね備えた楽曲である。

ポルノグラフィティのアニメ主題歌実績

ポルノグラフィティは、ヒロアカの記念すべき第1期オープニングテーマ「THE DAY」を担当しており、最終章で再び主題歌を務めることが大きな話題を呼んでいる。

数々のアニメ作品とのタイアップでヒット曲を生み出してきた実績は、アニメファンに絶大な信頼を寄せられる理由である。

担当アニメ作品タイアップ曲
MIX』第2クールOPVS(2019年)
僕のヒーローアカデミア』第1期OPTHE DAY(2016年)
ReLIFE』第7話EDサウダージ(2016年)
マギ The labyrinth of magic』第2クールOP瞬く星の下で(2013年)
BLEACH』第11期OPアニマロッサ(2009年)
鋼の錬金術師』第1クールOP0メリッサ(2003年)
GTO』OPヒトリノ夜(2000年)

特に「THE DAY」は、『ヒロアカ』という壮大な物語の始まりを象徴する楽曲として、ファンに深く愛されている。そのポルノグラフィティが最終章で再び主題歌を担当することは、物語の原点回帰と壮大なフィナーレを演出し、ファンから喜びの声が上がっている。

SNSでのファンの反応

主題歌がポルノグラフィティと発表されると、SNSでは「待ってました!」「王道の組み合わせ!」といった歓喜の声が広がった。

なぜアニメ主題歌にロックバンドが起用されるのか?

2019年にExciteニュースが発表したアニソンカラオケランキングの調査でわかるとおり、アニメの主題歌におけるロックバンドの存在感は大きい。

順位アーティスト名代表的なタイアップ曲
1位T.M.Revolution機動戦士ガンダムSEED』INVOKE-インヴォーク-
2位FLOWNARUTO -ナルト-』GO!!!
2位UVERworld約束のネバーランド』Touch off
4位L’Arc~en~Ciel鋼の錬金術師』READY STEADY GO
5位SPYAIR銀魂』サムライハート(Some Like It Hot!!)

また、この調査によると、アニソン全体に占めるロックバンド系の割合は約15%であった。

決して多くはないものの、ロックバンドの起用はアニメファンだけでなく、普段アニメを観ない音楽ファンにも作品をアピールできるきっかけになる。

対して、近年の日本アニメは世界的な人気を誇るため、主題歌を担当したアーティストにおいても、グローバルに認知度を向上させられる点も大きい。

人気漫画とロックバンド主題歌の歴史

これまでにも数々の人気漫画原作アニメとロックバンドが伝説的なコラボレーションを実現してきた。ここでは、その代表的な歴史を振り返ろう。

BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKENは、物語性の高い歌詞と繊細なメロディで、多くのアニメ作品の世界観を彩ってきた。特にファンタジーや青春群像劇との相性は抜群である。

『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』|sailing day

「sailing day」は、2003年の映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の主題歌に起用された。アニメ『ONEPIECE』の劇場公開用作品として制作された本作においては、ルフィ率いる麦わら海賊団が、海賊だけで行われる何でもありのレース「デッドエンド」に参加する。
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『血界戦線』|Hello, world!

「Hello,world!」は、テレビアニメ『血界戦線』のOPテーマとして書き下ろされた楽曲。爽快さと哀愁が交錯する『血界戦線』の世界観を、見事に表現している。

『3月のライオン』|アンサー

「アンサー」は、テレビアニメ『3月のライオン』のOPテーマとして書き下ろされた楽曲である。BUMP OF CHICKENは本作のために、EDテーマ「ファイター」も書き下ろしており、つまり、オープニングとエンディングの双方で作品世界を音楽的に支えているということになる。
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彼らの楽曲は、単なるタイアップにとどまらず、作品のテーマを深く掘り下げ、視聴者に強い感動を与えてきた。

L’Arc-en-Ciel

L’Arc-en-Cielは、壮大な世界観を持つアニメ作品と数多くタイアップしてきた。その楽曲は、作品の重要なシーンを彩り、視聴者に深い印象を与えている。

『鋼の錬金術師』|READY STEADY GO

「READY STEADY GO」は、2003年から2004年にかけて放送されたアニメ『鋼の錬金術師』のOPテーマに起用された楽曲。本作の特徴は、原作の荒川弘氏の意向により、ストーリー展開や登場人物の設定において多くの独自要素が盛り込まれている点にある。物語序盤は原作に沿って進むものの、第7巻以降のキャラクターは登場せず、中盤以降は完全にアニメオリジナルの展開が描かれる。その結果、物語の“黒幕”やその目的、主人公たちが迎える結末も原作とは異なっている。
本楽曲は、その疾走感あふれるサウンドと歌詞が、アニメオリジナルの展開や独自の世界観に見事にマッチしている。そのため、原作に準拠したアニメーションが制作されて久しい現在でも、視聴者やファンから高い評価を受け続けている。疾走感と切なさを兼ね備えたこの曲は、作品の魅力を象徴する名曲として、多くの人々の記憶に刻まれている。
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『GTO』|Driver’s High

「Driver’s High」は、アニメ『GTO』のOPテーマに起用された。L’Arc-en-Cielのボーカル、ハイド氏の力強くも軽やかな歌声が、アニメの作風と見事にマッチしている。また、このオープニング映像は、その独特の演出手法により、国内外問わず幅広い層から高い評価を集めている。視覚と聴覚の両方で作品の魅力を引き立てる、名OPである。

疾走感あふれるロックサウンドは、主人公たちの冒険や成長の物語に見事に合致し、今なおアニメソングの名曲として語り継がれている。

UVERworld

UVERworldは、熱いメッセージ性の込められた歌詞と多彩なサウンドで、バトルアニメの主題歌を多く担当している。『僕のヒーローアカデミア』でも過去に主題歌を手掛けた。

『BLEACH』|D-tecnoLife

「D-tecnoLife」は、UVERworldのメジャーデビューシングル。そして、テレビアニメ『BLEACH』のOPテーマに起用された。タイトルはギターの克哉氏による造語で、「D」はドライブ、「tecno」はテクニックを意味しており、全体として「格好いい人生を追い求める」というメッセージが込められている。

『青の祓魔師』|Core Pride

「Core Pride」は、テレビアニメ『青の祓魔師』のオープニングテーマに起用された。発売当時のキャッチコピーは「死にものぐるいで、未来を変えてやる」とされており、この力強いメッセージは、作品の物語や登場人物たちの闘い、葛藤、そして成長と見事に呼応している。

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『僕のヒーローアカデミア』|ODD FUTURE


「ODD FUTURE」は、テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』第3期のOPテーマに起用された楽曲である。歌詞は作品のストーリー展開やキャラクターたちの成長を念頭に置き、これまでのエピソードや彼らの葛藤を網羅的に表現している。そのため、第3期の物語における「自分自身の過去や未来と向き合う登場人物たち」の姿と絶妙にシンクロし、視聴者に作品世界への没入感を与えている。
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困難に立ち向かう主人公たちの姿を投影した楽曲は、視聴者の心を奮い立たせる力を持つ。

ASIAN KUNG-FU GENERATION

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、2000年代のロックシーンを牽引し、数々のアニメ作品の主題歌を担当した。彼らの音楽は、多くのアニメファンの青春の一部である。

『NARUTO -ナルト-』|遥か彼方

「遥か彼方」は、テレビアニメ『NARUTO』のOPテーマとして起用された楽曲で、初出は2002年である。これは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONがメジャーデビューを果たす以前に制作されたインディーズ時代の楽曲であり、メジャーデビュー後にタイアップとして選ばれた稀有なケースである。タイアップによる露出効果も相まって、国内のみならず海外でも高い人気を誇り、ライブでは海外公演の終盤に演奏されることも多い。

『鋼の錬金術師』|リライト

「リライト」は、前述の、2002年版アニメ『鋼の錬金術師』のOPテーマとして起用された楽曲である。リリースから長い年月が経った今なお、その力強いサウンドと印象的なメロディは幅広い層から支持されており、2024年にはABCテレビ・テレビ朝日系「M-1グランプリ2024」のプロモーションビデオソングとしても起用されるなど、時代を超えて愛され続けている。本曲はその商業的な成功だけでなく、ASIAN KUNG-FU GENERATIONを海外公演へと導いた代表曲のひとつとしても位置付けられ、バンドの国際的な評価を高める重要な存在となった。

『僕だけがいない街』|Re:Re:

アニメ『僕だけがいない街』のOPテーマとして起用された楽曲「Re:Re:」は、2004年に発表した曲を、アニメ化に合わせて再録したものとなっている。「どうかなくさないでよ/高架下すぎる日々を」という歌詞の一節を体現するかのように、最終話、高架下の壁に「Re:Re:」の文字が描かれている演出は、多くの視聴者の心を震わせた。

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上記の楽曲の中でも、特に「遥か彼方」や「リライト」は、アニメのオープニング映像とともに記憶され、世代を超えて愛される名曲である。

SPYAIR

SPYAIRは、特に『銀魂』や『ハイキュー!!』とのタイアップで知られている。作品への深い理解に基づいた楽曲制作が、ファンから絶大な支持を集める理由だ。

『銀魂』|サムライハート (Some Like It Hot!!)

「サムライハート(Some Like It Hot!!)」は、アニメ『銀魂』のEDテーマとして使用された。作詞を手がけたMOMIKEN(SPYAIR)は、「弱さを否定せず、弱気な自分も受け入れながら前に進む――そんな生き方を肯定したかった」と語っており、そのメッセージは『銀魂』が描く“不完全でも懸命に生きる人間たち”の姿と重なる。こうした共通点が、楽曲を単なる主題歌ではなく、作品世界を象徴する一曲へと昇華させていると言えるだろう
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『ハイキュー!!』|イマジネーション


「イマジネーション」は、アニメ『ハイキュー!!』のOPテーマとして起用された。本楽曲は、作品から受けたインスピレーションをもとに制作された疾走感あふれるロックナンバーとなっており、まさに作品を象徴する一曲としてファンの記憶に刻まれている。

シリアスな展開からコミカルな日常まで、作品の持つ幅広い魅力を音楽で見事に表現している。

FLOW

FLOWは、ツインボーカルが織りなすパワフルなメロディで、多くのアニメ作品にエネルギーを注入してきた。『NARUTO』や『コードギアス』の主題歌はまさしく、彼らの代表曲であると言えるだろう。

『NARUTO -ナルト-』|GO!!!

FLOWの「GO」は、アニメ『NARUTO -ナルト-』の第4期オープニングテーマとして起用された。力強く前進するようなサウンドとメッセージ性の高い歌詞が作品世界と見事に調和し、シリーズを象徴する楽曲の一つとなっている。2011年にレコチョクが実施した「『NARUTO』名曲ランキング」では、いきものがかりの「ブルーバード」に次いで第2位に選ばれるなど、今なお高い人気を誇っている。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』|COLORS

「COLORS」は、サンライズ制作のアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のオープニングテーマとして制作された。この楽曲では、ロックとオーケストラを融合させた壮大なサウンドに乗せて、「きっかけ」や「葛藤」といったテーマを描いており、これは主人公・ルルーシュの内なる葛藤、そして後に彼と決別する親友・枢木スザクの心情とも深く呼応している。

『交響詩篇エウレカセブン』|DAYS

交響詩篇エウレカセブン』のオープニングテーマとして起用された「DAYS」は、ストリングスを大胆に取り入れた4つ打ちのロックチューンで、間奏にはラップパートも盛り込まれている。このラップ詞はボーカルのKOHSHIが手がけており、作品のテーマや世界観と高い親和性を持つ仕上がりとなっている。

キャッチーで高揚感のある楽曲は、作品のオープニングを華々しく飾り、視聴者の期待感を最大限に高める。


『ヒロアカ ファイナルシーズン』アニメまとめ

ポルノグラフィティの主題歌とともに、いよいよ物語のクライマックスを迎える『ヒロアカ ファイナルシーズン』。ここでは、最終章の見どころと、放送に関する情報を整理して紹介する。

見どころとストーリー展開

ファイナルシーズンでは、主人公・緑谷出久(デク)と宿敵・死柄木弔の最終決戦が描かれる。これまでの物語で紡がれてきたヒーローとヴィラン、それぞれの正義がぶつかり合う総力戦である。

  • デクの成長の集大成:ワン・フォー・オールを巡る戦いの行方
  • 仲間たちとの絆:クラスメイト全員で挑む最後の戦い
  • ヴィラン連合の結末:死柄木をはじめとする敵たちの過去と決着
  • 原作クライマックスの映像化:漫画の迫力を超えるアニメーション表現

ヒーロー社会の未来を懸けた壮絶な戦いが、圧倒的なスケールでアニメ化される。原作の感動的なフィナーレが、どのように映像で表現されるのか注目である。

『ヒロアカ ファイナルシーズン』放送情報まとめ

『ヒロアカ ファイナルシーズン』の放送・配信情報は以下の通りである。多くのファンが待ち望む最終章を見逃さないよう、あらかじめ確認しておきたい。

放送時期:2025年10月4日スタート
放送局:読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット・毎週土曜夕方17:30~
配信サービス:各種動画配信サービスでの見逃し配信が予想される


また、Amazon Primeなどの配信サービスでは、『僕のヒーローアカデミア』の過去シーズンが、一挙配信されている。👉 Amazon.co.jpで僕のヒーローアカデミアを観る

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