【テイルズシリーズ30周年リマスタープロジェクト】第二弾『テイルズオブエクシリア』が発売決定！

テイルズシリーズ30周年を記念した「リマスタープロジェクト」。
第1弾『テイルズオブグレイセスエフ』（2025年1月16日発売）に続き、第2弾となる『テイルズオブエクシリア』のリマスター版が2025年10月30日に発売されることが発表された。

本記事では、シリーズの魅力を振り返りつつ、『エクシリア』のおさらいとリマスター版の注目ポイントを紹介していく。

① テイルズシリーズとは？
② 『テイルズオブエクシリア』とは？
③エクシリア最大の特徴 ― 2人の主人公
④リマスター版『テイルズオブエクシリア』の新要素
1. 追加・改善された主な機能
まとめ

① テイルズシリーズとは？

「テイルズ」シリーズは、1995年発売の『テイルズオブファンタジア』から始まったRPGシリーズ。
アニメ調のキャラクターデザインやアニメーション演出、そして独自の「リニアモーションバトルシステム（LMBS）」を採用したアクション性の高い戦闘が大きな特徴である。
キャラクター同士の掛け合いやストーリー、爽快感ある戦闘システムが融合した本シリーズは、長年にわたり幅広いファンから支持されている。

今回の「リマスタープロジェクト」は、過去の名作を現行ハードで快適に遊べるようにする取り組み。第1弾の『グレイセスエフ』ではSwitch、PS5はもちろん、PCにも対応しファン層を広げた。

② 『テイルズオブエクシリア』とは？

「テイルズオブエクシリア」はシリーズ15周年記念作品として2011年にPlayStation 3で発売された作品。

それぞれの想いが重なるとき揺るぎなき信念が未来を切り開く
人と魔物、精霊が共生する世界リーゼ・マクシア。
人は霊力野（ゲート）という器官からマナを生み、それを精霊に与えて精霊術を行使していた。
ラ・シュガルとア・ジュールという2大国の対立はあれど、世界は平穏だった。
医学を学ぶ少年ジュードと自らを精霊の主マクスウェルと名乗る女性ミラは、軍の研究所で偶然出会い、そこでマナを大量消費する兵器“クルスニクの槍”を目撃する。
これは精霊を殺し強制的に術を発動させる黒匣（ジン）という技術で作られたもので、兵器を見たふたりは指名手配されてしまう。そんな彼らを助けたのは、アルヴィンと名乗る自称傭兵だった。
ジュードの幼なじみレイア、迫害を受ける少女エリーゼ、高級貴族の執事ローエンらと出会い旅を続けるなかで、一行は世界に隠された秘密を知ることになる。
テイルズオブエクシリア公式サイト

重厚なストーリーに加え、「リンクシステム」と呼ばれるキャラクター同士の連携を活かした戦闘が高く評価された。
また、シリーズらしいキャラ同士の掛け合いや、美しいアニメーション演出も大きな魅力となっている。
また浜崎あゆみが担当した主題歌「progress」も話題を呼んだ。

③エクシリア最大の特徴 ― 2人の主人公

本作最大の特徴は、二人の主人公を選択し、それぞれの視点で物語を体験できる点にある。

ジュード・マティス（CV：代永翼）
医学を学ぶ少年で、正義感が強く心優しい性格。序盤は頼りない面もあるが、仲間と旅を重ねるなかで大きく成長していく。その姿に共感するプレイヤーも多く、“成長型主人公”として描かれている。
ミラ＝マクスウェル（CV：沢城みゆき）
自らを精霊の主「マクスウェル」と名乗る女性。冷静沈着で使命感に生きる存在だが、人間社会の価値観には疎く、時に不器用な一面も見せる。圧倒的な強さとカリスマ性を持ちながらも、仲間たちとの交流を通して人間らしさを学んでいく姿が印象的だ。

このように、正義感あふれる若者と、使命を背負う精霊という対照的な立場の二人が出会い共に旅をする。同じ出来事をジュード視点・ミラ視点でプレイすることで、それぞれの考えや葛藤が浮き彫りになり、ストーリーを多角的に楽しむことができる。

さらに、人気声優である代永翼氏・沢城みゆき氏の演技がキャラクターの魅力を引き立てている。これも『エクシリア』が高く評価された理由のひとつだろう。