メタバースの世界が、ついに現実世界と交差する。そんな夢のような体験を実現するイベントが『VketReal 2025 Winter』だ。
このイベントは、世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット(通称:Vket)」を主催するHIKKYが手がけるVketの「リアル版」にあたるイベントだ。
バーチャルとリアルが融合した、全く新しい形の祭典である。
この記事では、2025年12月に開催が迫る『VketReal 2025 Winter』の全貌を徹底解説する。
開催情報や具体的な参加方法はもとより、イベントを最大限に楽しむためのポイントまで網羅していく。
この冬、秋葉原で未来への扉を開く準備はできているか。
VketReal 2025 Winterの概要|未来が交差する次世代イベント
『VketReal 2025 Winter』は、バーチャルとリアルが融合するXR体験型イベントだ。
バーチャル空間で活動するクリエイターやコミュニティが、アバターとしてのアイデンティティを持ったまま、現実世界に集うことができる。
普段は画面の向こうにいる仲間たちと、リアルな場で交流し、作品を手に取り、熱気を共有する。まさに、メタバース住民にとっての「文化祭」ともいえるだろう。
▶公式サイトでVketReal 2025 Winterを詳しく見る
バーチャルとリアルが融合する体験
本イベントの最大の特徴は、バーチャルとリアルの境界線を曖昧にするところにある。
参加者は、アバターの文化をまとったまま、会場に展示された3Dアイテムやアバター衣装、さらにはリアルグッズやアート作品を見て回ることができる。
クリエイターと直接言葉を交わし、作品に込められた想いを聞くことも可能だ。XR(※)技術を駆使した最新のデジタル体験も楽しめる。
これにより、仮想世界でしかできなかったコミュニケーションが、現実の場で新たな熱量を生むのだ。
※XR…Extended Reality(エクステンデッド・リアリティ)の略。クロスリアリティとも呼ばれ、現実と仮想世界を融合させる技術の総称。
2025年のテーマ「トビラを開け!」に込められた想い
2025年のVketには、「鍵と扉」という通年テーマがある。
それを受け、今回の『VketReal 2025 Winter』では「トビラを開け!バーチャル⇄リアルで未来と出会おう!」をテーマに掲げた。
これは、バーチャルとリアルの垣根を越えて未来へ飛び出すこと、そして参加者一人ひとりが新しい体験や可能性への扉を開く場であることを象徴している。
このイベントは、来場者が自分だけの「鍵」を見つけ、未来への扉を開く瞬間に立ち会える特別な2日間となるだろう。
【参加前に確認】VketReal 2025 Winter開催情報まとめ
イベント参加を検討する上で最も重要な開催情報を以下にまとめる。
日程・会場・アクセス方法
- イベント名:VketReal 2025 Winter
- 開催日:2025年12月20日(土)~21日(日)
- 開催時間:10:00~19:00
- 会場:秋葉原UDX 2F アキバ・スクエア(東京都千代田区外神田4-14-1)
- アクセス:JR秋葉原駅から徒歩約3〜4分
会場となる秋葉原UDXは、都心からのアクセスも抜群のロケーションだ。
会場外での連動企画も予定している。当日は、秋葉原の街全体がイベントの舞台となるのだ。
会場のエリア構成(フリーゾーン・チケットゾーン)
会場は、誰でも無料で入場できる「フリーゾーン」と、有料の「チケットゾーン」の2つに分かれている。
- フリーゾーン(無料):企業ブースやHIKKYオリジナルコンテンツの展示などが楽しめる。
- チケットゾーン(有料):後述する「パラリアルクリエイターエリア」など、よりディープなコンテンツが集まるエリアだ。
チケット購入と整理券のポイント
チケットゾーンへの入場には、有料チケットが必要となる。
前売券・当日券はともにWebで購入でき、電子チケット制を採用する予定だ。
また、混雑緩和のため、整理券システムの導入も計画している。スムーズに入場したいなら、事前のチケット購入をおすすめする。
チケットの販売開始時期については公式からの発表を待とう。
VketRealの歩みと実績|累計来場者20万人の熱狂
VketRealは、その革新的なコンセプトで回を重ねるごとに規模を拡大し、多くの熱狂を生み出してきた。
2023年から辿る開催の歴史
初開催は2023年7月の「VketReal in Akiba」だ。
ベルサール秋葉原を舞台に開催し、2日間で約4万人が来場。リアルメタバースイベントとして大きな話題を呼んだ。
その後も渋谷・原宿での街歩き型イベントや、池袋サンシャインシティでの開催など、様々な形で進化を遂げてきた。
来場者数の推移とイベントの成長
- 第1回 (2023年7月):秋葉原で開催。来場者数約4万人。
- 第2回 (2023年12月):渋谷・原宿で開催。来場者数約5万人。
- 第3回 (2024年8月):東京(秋葉原・渋谷)と大阪(難波)の2都市同時開催。来場者数約5万人。
- 第4回 (2024年12月):池袋で開催。初の有料エリア導入で約1万人が来場。
- 第5回 (2025年7月):秋葉原で開催。単一会場として過去最多の5万人が来場。
回を追うごとに来場者数は増加し、直近の2025年夏には単一会場で過去最多の5万人を記録。これまでの累計来場者数は延べ20万人を突破している。
リアルメタバースイベントとしての進化
VketRealは、単なる展示会ではない。XR技術の進化に合わせ、会場での体験も常にアップデートを続けている。
アバターを介したコミュニケーションはより円滑になり、バーチャルとリアルの融合は、さらに境目のないものへと進化している。
今後も、最先端技術を取り入れた新しい驚きを提供し続けるだろう。
クリエイターの作品が集結!パラリアルクリエイターエリア
VketRealの大きな魅力の一つが、クリエイター自身が主役になれる「パラリアルクリエイターエリア」だ。
このエリアへの出展者(パラリアルクリエイター)募集は既に締め切られており、当日は審査を通過した多くのクリエイターによる魅力的なブースが会場を彩る。
出展内容と過去の応募資格
今回の募集では、バーチャルまたはリアルの領域で創作活動やコミュニティ活動をおこなう個人・団体であれば応募が可能であった。
3Dアイテムやアバター衣装といったバーチャル作品から、リアルグッズやアート作品まで、ジャンルを問わず幅広い作品が展示・販売される。
自身の作品をバーチャルの姿のままリアルに飛び出させる貴重な機会として、多くの応募が集まった。
スタンダードとプレミアム、ブースの違いは?
出展には、1日出展の「スタンダードブース」と、2日間通しで出展できる「プレミアムブース」の2種類を用意している。
出展日数やブースの広さ、料金などが異なるため、自身の活動規模に合わせて選択することが重要だ。
応募と締切について
出展応募は公式サイトのGoogleフォームからおこなわれた。
パラリアルクリエイターの出展募集は、2025年9月15日(月)23時59分をもって締め切られている。
イベントを共に創り上げた参加者たち
「クリエイターではないけれど、イベントを一緒に盛り上げたい」。そんな熱意ある人々のために、他の参加方法も用意されていた。
運営を支える有志スタッフ
VketRealでは、イベントの運営をサポートする有志スタッフの募集もおこなわれていた(現在は募集を終了)。会場案内や来場者のサポートなど、その役割は多岐にわたる。
参加者としてでは味わえない感動や、運営の裏側を体験できる貴重な機会となっただろう。
「体験する側」から「創る側」へまわることで、イベントへの理解がさらに深まるのだ。
イベントの顔となるキービジュアルへの参加
イベントの「顔」となる公式ポスターやWebサイトのキービジュアルに、自身のアバターを掲載できる企画も実施された。
今回のテーマ「トビラを開け!」に沿った、未来へ踏み出すようなイメージのアバター画像を募集したのだ。
採用されたアバターは、多くの人々の目に触れる公式ビジュアルの一部として、イベントを彩ることになる。
初参加でも安心!VketRealの楽しみ方ガイド
「メタバースのイベントは初めてで、少し不安」という人もいるだろう。ここでは、初参加者がVketRealを最大限に楽しむためのポイントを紹介する。
VketRealのコンテンツと楽しみ方のヒント
クリエイターのブース巡りや作品購入、企業ブースでのXR体験、フォトスポットでの記念撮影など、様々なコンテンツがあなたを待っている。
気の合う仲間と会場を巡るのも、一人でじっくりと作品の世界に浸るのも自由だ。
初心者が知っておきたい注意点
まずは、会場の構成(フリーゾーンとチケットゾーン)を把握しておくことが大切だ。
また、人気ブースは混雑が予想されるため、整理券の情報を事前にチェックしておくとスムーズにまわることができる。
会場内では、他の参加者や出展者への配慮を忘れず、マナーを守って楽しもう。
アバター文化の基礎知識
VketRealは、アバター文化を現実世界で体感できる貴重な場でもある。
会場には、個性豊かなアバターの文化を大切にする人々が多く集うだろう。アバターは、もう一つの自分であり、大切なアイデンティティだ。
その文化を尊重し、積極的にコミュニケーションをとることで、イベントの楽しさは倍増するはずだ。
まとめ|VketReal 2025 Winterで新しい体験を
『VketReal 2025 Winter』は、バーチャルとリアルの垣根を越え、新たなコミュニケーションと創造の可能性を提示する次世代のイベントだ。
累計来場者数20万人という実績が示すとおり、そこには多くの人々を惹きつける確かな熱量が存在する。
クリエイターとして作品を発表する者。運営を支えるスタッフ。そして純粋にイベントを楽しむ参加者。誰もがそれぞれの立場で、この壮大な文化祭の主役になれるのだ。
この冬、秋葉原で開かれる未来への扉。その先にある、まだ見ぬ景色を体験しに、ぜひ会場へ足を運んでみてほしい。

