VTuberグループ「にじさんじ」が贈る夏の祭典、「にじさんじ甲子園2025」。
今年も数々の筋書きのないドラマと感動が生まれ、熱狂の内に幕を閉じた。
6回目となる今大会は、過去最多の10人の監督が自慢のチームを率いて激突。初の3Dドラフト会議や本戦の全編3D配信など、新しい試みも満載であった。
この記事では、栄冠を手にした優勝校の軌跡から、全チームの激闘の様子までを詳しく振り返る。
まだ興奮冷めやらぬ方も、これから大会を追いかける方も、この記事であの夏の全てを追体験し、にじさんじ甲子園の魅力を再発見してほしい。
【結果速報】2025年のにじさんじ甲子園、優勝は「王立ヘルエスタ高校」
3日間にわたる本戦トーナメントを制し、2025年の頂点に輝いたのは、リゼ・ヘルエスタ監督率いる「王立ヘルエスタ高校」である。
決勝では笹木咲監督の「ぱんだ立どじゃ高校」との死闘を制し、2022年以来3年ぶりとなる悲願の優勝旗を手にした。
決勝戦の試合結果とリゼ・ヘルエスタ監督の優勝後コメント
決勝戦は、王立ヘルエスタ高校とぱんだ立どじゃ高校による、まさにシーソーゲームとなった。
初回に先制を許す苦しい展開だったが、4回には自慢の打線が火を吹き逆転に成功。8回にはペトラ・グリン選手のダメ押しとなるホームランが飛び出すなど、最後までどちらに転ぶかわからない試合展開であった。
最終スコア5-3で勝利を掴んだ王立ヘルエスタ高校。試合後、リゼ・ヘルエスタ監督は涙ながらに「本当に、みんなの力で掴んだ勝利です」と語り、選手と応援してくれたファンへの感謝を伝えた。
にじさんじ甲子園2025の大会概要・ルール・日程まとめ
ここでは、にじさんじ甲子園の基本から、今年ならではのルールまでをおさらいする。
にじさんじ甲子園とは?基本情報を解説
「にじさんじ甲子園」は、にじさんじのライバーが監督となり、最強チームでの優勝を目指す一大イベントである。
コナミの『eBASEBALLパワフルプロ野球2024-2025』の「栄冠ナイン」モードで育てたチームでトーナメントを戦う。
2020年から続く夏の恒例行事で、主催は舞元啓介と天開司が務めている。
2025年の開催期間・配信スケジュール一覧
全ての配信は、にじさんじ公式YouTubeチャンネルでアーカイブを観ることができる。
【2025年版】新ルールと昨年からの変更点
2025年大会では、いくつかのルールが新しくなった。特に大きな変更は、本戦がリーグ戦からダブルエリミネーション方式のトーナメントになったことである。
これにより、一度負けても敗者復活の道が残り、最後まで目が離せない試合が続出した。
また、ドラフト会議と本戦が全日程3Dで配信され、視聴者はこれまで以上の臨場感で観戦を楽しめるようになった。
【全試合結果】本戦トーナメントのスコア一覧
3日間にわたる熱戦の試合結果をまとめた。
▶引用元:(非公式)にじさんじ甲子園 展望&速報
今大会はダブルエリミネーション方式のため、例年のリーグ戦は行われていない。Day1とDay2で勝者側トーナメントと敗者側トーナメントを戦い、最終日の決勝に進む2チームを決定した。
| 日程 | 試合結果 (先攻 スコア 後攻) |
|---|---|
| 1回戦第1試合 | 王立ヘルエスタ高校 2 – 0 VR関西圏立高校 |
| 1回戦第2試合 | 決闘学院 2 – 0 英雄アカデミー |
| 1回戦第3試合 | 青春まめねこ学園 0 – 5 ぱんだ立どじゃ高校 |
| 1回戦第4試合 | 私立願ヶ丘高校 3 – 2 神速高校 |
| 2回戦第1試合 | 帝国立コーヴァス高校 1 – 9 王立ヘルエスタ高校 |
| 2回戦第2試合 | にじさんじ高校 1 – 3 私立願ヶ丘高校 |
| 勝者側準決勝第1試合 | 王立ヘルエスタ高校 7 – 6 決闘学院 |
| 勝者側準決勝第2試合 | 私立願ヶ丘高校 1 – 3 ぱんだ立どじゃ高校 |
| 敗者側1回戦第1試合 | VR関西圏立高校 3 – 7 青春まめねこ学園 |
| 敗者側1回戦第2試合 | 英雄アカデミー 6 – 5 神速高校 |
| 敗者側2回戦第1試合 | 青春まめねこ学園 0 – 2 にじさんじ高校 |
| 敗者側2回戦第2試合 | 帝国立コーヴァス高校 2 – 1 英雄アカデミー |
| 勝者側決勝 | ぱんだ立どじゃ高校 5 – 4 王立ヘルエスタ高校 |
| 敗者側3回戦第1試合 | にじさんじ高校 8 – 3 決闘学院 |
| 敗者側3回戦第2試合 | 私立願ヶ丘高校 2 – 1 帝国立コーヴァス高校 |
| 敗者側準決勝 | 私立願ヶ丘高校 2 – 0 にじさんじ高校 |
| 敗者側決勝 | 王立ヘルエスタ高校 3 – 0 私立願ヶ丘高校 |
| 優勝決定戦 | 王立ヘルエスタ高校 5 – 3 ぱんだ立どじゃ高校 |
決勝戦:王立ヘルエスタ高校 vs ぱんだ立どじゃ高校 ハイライト
【全チーム紹介】出場監督と最終順位まとめ
過去最多10名の監督が参加した今大会。全チームの最終順位と、監督たちの奮闘を振り返る。
優勝:リゼ・ヘルエスタ監督 / 王立ヘルエスタ高校
静岡代表。高い打撃力と鉄壁の守備を両立させ、激戦区を見事に勝ち抜いた。育成中から「今年は強い」と評判であったが、その前評判通りの強さを見せつけ、3年ぶりの頂点に返り咲いた。
準優勝:笹木咲監督 / ぱんだ立どじゃ高校
宮崎代表。持ち前の勝負強さと粘りの野球で、見事決勝まで進出。あと一歩及ばなかったものの、その戦いぶりは多くのファンの胸を打った。
3位:叶監督 / 私立願ヶ丘高校
京都代表。投打のバランスが取れた安定感のあるチーム作りで、3位入賞。堅実な采配が光った。
椎名唯華監督 / にじさんじ高校
岩手代表。もはや「にじさんじ甲子園の顔」。今年も椎名監督らしいトリッキーな采配で数々のドラマを生み、大会に欠かせない存在感を示した。
葛葉監督 / 神速高校
兵庫代表。ロマンあふれる超攻撃的野球で、今大会も会場を大いに沸かせた。その一発の魅力は健在である。
加賀美ハヤト監督 / 決闘学院
栃木代表。選手一人ひとりの個性を尊重する独特の育成と戦術で、視聴者に強い印象を残した。
エクス・アルビオ監督 / 英雄アカデミー
鳥取代表。多彩な育成でバランスの取れた好チームを作り上げ、トーナメントで熱い戦いを見せた。
樋口楓監督 / VR関西圏立高校
滋賀代表。関西出身ライバーで固めたチームは、地元愛あふれる一体感のある野球で多くの声援を集めた。
イブラヒム監督 / 帝国立コーヴァス高校
秋田代表。元王者の確かな手腕は今大会でも健在で、強豪校としてトーナメントを盛り上げた。
レオス・ヴィンセント監督 / 青春まめねこ学園
愛知代表。データと意外性のある発想を武器に、個性的な選手たちで大会に新しい風を吹き込んだ。
エキシビションマッチの開催情報(8月17日予定)
本戦の興奮が冷めないうちに、毎年恒例の「エキシビションマッチ」が開催される。
開催日時・配信サイト情報
- 開催日時:2025年8月17日 18:00~
- 配信サイト:にじさんじ公式YouTubeチャンネル
本戦とは違う、お祭りならではの和やかな雰囲気を楽しむことができる。
ファン投票・MVP選手の発表について
エキシビションマッチでは、ファン投票などで選ばれるベストナイン(B9)とMVP選手も発表される。ファン投票は8月12日18:00まで。誰が選ばれるのか、注目が集まる。
【アーカイブ動画】公式配信・各監督の育成配信まとめ
にじさんじ甲子園は本戦だけではない。約1ヶ月にわたる各監督の育成配信も、もう一つの本編である。
見逃し配信はこちら!本戦・ドラフト会議の公式アーカイブ
ドラフト会議から決勝まで、全ての公式配信はにじさんじ公式YouTubeチャンネルでいつでも観られる。あの感動と興奮を、もう一度味わうことができる。
各監督の育成配信・再生リストまとめ
10人の監督それぞれのチャンネルで、チーム結成から完成までの全記録が公開されている。監督ごとの育成方針や、選手たちの成長物語を追うことで、大会を何倍も楽しめる。
- リゼ・ヘルエスタ監督 / 王立ヘルエスタ高校
- 笹木咲監督 / ぱんだ立どじゃ高校
- 叶監督 / 私立願ヶ丘高校
- 椎名唯華監督 / にじさんじ高校
- 葛葉監督 / 神速高校
- 加賀美ハヤト監督 / 決闘学院
- エクス・アルビオ監督 / 英雄アカデミー
- 樋口楓監督 / VR関西圏立高校
- イブラヒム監督 / 帝国立コーヴァス高校
- レオス・ヴィンセント監督 / 青春まめねこ学園
にじさんじ甲子園2025の関連グッズ・協賛企業
大会をさらに楽しむためのグッズやキャンペーン情報である。
優勝記念グッズ・各チームの公式グッズ情報
にじさんじオフィシャルストアでは、全10チームのTシャツやマフラータオルなどの応援グッズが販売されている。
さらに、優勝した王立ヘルエスタ高校と準優勝のぱんだ立どじゃ高校の記念グッズも予約受付が始まっている。
協賛PCメーカー「NEXTGEAR」の関連商品
今大会の協賛、マウスコンピューターの「NEXTGEAR」から、「にじさんじ甲子園2025応援モデル」が期間限定で販売されている。この機会に、快適なゲーム環境を手に入れてみるのも一興だろう。
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にじさんじ甲子園2025 総括|優勝校の軌跡と全チームの激闘を振り返る
王立ヘルエスタ高校の3年ぶりとなる優勝で幕を閉じた「にじさんじ甲子園2025」。
優勝校の強さはもちろん、敗れたチームが見せた一瞬の輝き、監督と選手が紡いだ物語は、多くのファンの心に深く刻まれた。
試合後、SNSでは監督や選手への賞賛の声が鳴りやまず、深夜までトレンドを独占した。
初の3D配信や新ルールの導入といった挑戦も、大会を大いに盛り上げた。
本戦の興奮は、公式YouTubeチャンネルのアーカイブでいつでも味わえる。各監督の育成配信もあわせて見れば、それぞれのチームの物語をより深く楽しめるはずだ。
来年の夏、どんなドラマが待っているのか。期待を胸に、まずはこの夏の熱狂を、アーカイブ配信やグッズと共にじっくりと味わい尽くしたい。


