【薬屋のひとりごと】が首位!2025年上半期アニメランキングTOP5と旧作再ブームの背景を解説

【薬屋のひとりごと】が首位!2025年上半期アニメランキングTOP5と旧作再ブームの背景を解説 アニメ

ABEMAが発表した「2025年上半期アニメランキング」に注目が集まっている。話題の新作アニメが上位に名を連ねる中、懐かしの名作アニメもランクインし、注目度の高いランキング結果となった。

本記事では、そのランキングの詳細を紹介するとともに、なぜ今、旧作アニメが再び注目されているのか、その背景や視聴スタイルの変化について考察していく。

アニメランキング結果一覧と概要

ABEMAが発表した「2025年上半期 全体再生数ランキング」のTOP5は以下のとおり。

【第1位】『薬屋のひとりごと』第2期

毒見役の少女・猫猫(マオマオ)が後宮で巻き起こる事件を解決していく、大人気ミステリーアニメの第2期。緻密なストーリー展開とキャラの掛け合い、さらにはロマンス要素まで盛り込まれた完成度の高い作品。

【第2位】『チ。―地球の運動について―』

本当にあったかもしれない地動説迫害の歴史。時代を超えて受け継がれていく知と血、激動の時代の青年たちの葛藤と情熱を描く異色の歴史科学ドラマ。重厚なテーマながらも、心を揺さぶる熱量で視聴者を惹き込む話題作。

【第3位】『あたしンち』

2024年に30周年を迎え、再注目された日常系アニメの金字塔。“クセが強すぎる母”を中心に展開する家族のゆるくて笑える日常が、今の「ながら見」文化と相性抜群で、多くのユーザーに支持された。

【第4位】映画『クレヨンしんちゃん』

2025年8月に新作映画の公開を控え、旧作の復習が活発に。笑いと涙のバランスが絶妙で、大人も楽しめるクオリティの高さが再評価されている。

【第5位】『美味しんぼ』

グルメ漫画の元祖とも言える名作が再浮上。YouTubeショートなどでシーンを再現する動画がバズった影響もあり、30代を中心に支持を得た。

年代別ランキング

10代 再生数ランキング

【1位】『薬屋のひとりごと』第2期

【2位】『チ。―地球の運動について―』

【3位】映画『クレヨンしんちゃん』

【4位】『あたしンち』

【5位】クレヨンしんちゃん(TVアニメ)

20代 再生数ランキング

【1位】『薬屋のひとりごと』第2期

【2位】『チ。―地球の運動について―』

【3位】『あたしンち』

【4位】映画『クレヨンしんちゃん』

【5位】外れスキル≪木の実マスター≫

30代 再生数ランキング

【1位】『薬屋のひとりごと』第2期

【2位】『あたしンち』

【3位】『チ。―地球の運動について―』

【4位】映画『クレヨンしんちゃん』

【5位】美味しんぼ


どの年代でも『薬屋のひとりごと』が1位を総なめ。さらに話題になった、『チ。ー地球の運動についてー』も幅広い世代に支持されている。

それに続いてあたしンち』『クレヨンしんちゃん』『美味しんぼなどの懐かしの旧作が再生されている。

新作と旧作が並ぶ異例のランキング

近年のランキングでは、基本的に新作アニメが中心だったが、今回は旧作が3本もTOP5入りするという異例の結果に。

とくに『あたしンち』や『美味しんぼ』といった作品がランクインするのは、アニメ文化の転換点を感じさせる出来事だ。

では、なぜ今になってこうした懐かしアニメが再評価されているのか?

SNS・YouTubeの“切り抜き文化”が火をつけた

旧作アニメがバズるきっかけの多くは、SNSやYouTubeショートの切り抜きから。

特に面白い場面や心に残るセリフが短尺で拡散され、興味を持った人が本編に流れていく傾向が強くなっている。

「見たことないけど、なんか面白そう」から「一気見してハマった」という人も増加中。

配信時代が変えたアニメ視聴のかたち

かつてはレンタルや再放送でしか視聴できなかった旧作アニメも、今ではABEMAやNetflix、Amazon Prime Videoなどの配信サービスで簡単に視聴可能。

さらに、「ながら見」や「倍速再生」など、現代の生活スタイルにフィットした視聴方法が旧作とマッチ。テンポのゆるい作品や1話完結型が特に人気だ。

また、『クレヨンしんちゃん』のように劇場版の公開や、続編の発表があると、その前に旧作をおさらいする視聴者が急増する現象が起こっている

まとめ

2025年上半期のアニメランキングは、現代の視聴スタイルの変化を映し出すものだった。

SNSやYouTubeの切り抜き動画、ショートコンテンツの拡散、そしてABEMAをはじめとした配信プラットフォームの充実により、旧作アニメが“ふとしたきっかけで話題になる”土壌が整いつつある。

気軽に名作を見返せる環境が整ったことも相まって、こうした作品がランキング上位に食い込むのも、もはや不思議ではない。そしてその結果、名作が新しい形で再発見され、評価されている。

今後も数多くの“見直される名作”が私たちの前に現れるのを楽しみにしたいと思う。

この記事を書いた人

副業としてライティングに取り組んでいる社会人ライターです。
漫画の魅力をわかりやすく届ける記事制作を心がけており、読者目線で共感を生むレビューを意識しています。
ちなみに、漫画はハッピーエンドが好きですが、結末がしっかりしていればバッドエンドでも楽しめる派です。

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