『日常』で知られる漫画家・あらゐけいいち氏が描く、もう一つの傑作『CITY』。2025年7月6日(日)から始まったアニメ放送で、注目度はますます高まっている。
本記事では漫画『CITY』の基本情報からアニメ版の見どころ、そして『日常』との違いまでを解説していく。
あらゐけいいち作品『CITY』とは?漫画の基本情報
『CITY』は、漫画家あらゐけいいち氏の『モーニング』(講談社)で連載されたギャグ漫画である。
単行本は全13巻で完結済み。
代表作『日常』とはまた異なる魅力を持つ作品だ。
『CITY』のストーリーと世界観

物語は、どこにでもありそうな一つの商店街に住む人々が繰り広げる日々の騒動やトラブルを中心に展開する。
奇想天外な出来事が起こりながらも、なぜか憎めない住人たちが暮らす不思議な街の空気感がファンに人気だ。
個性豊かなキャラクターたち

主人公は常に金欠な女子大生・南雲美鳥。彼女を取り巻く、超自由奔放な友人・にーくらや、街の雕刻家・泉わこなど、誰もが主役級の存在感を放つ。
彼らが交わす会話は、一見すると噛み合っていないようで、絶妙な掛け合いとリアクションによって極上のコメディを生み出す。
『日常』との共通点や違い
『日常』との共通点として、非現実的なギャグの中にふと温かい人間ドラマが描かれる点は、まさにあらゐ作品の真骨頂といえる。
第1巻の帯では『日常』の相生祐子が、『CITY』の南雲美鳥へバトンタッチするイラストが描かれ、「長野原大介」のペンネームも登場し、両作品の世界がつながっていることを示唆している。
7月放送開始の『CITY THE ANIMATION』見どころとポイント

「日常」の世界観を継承しつつ進化した”あらゐワールド”
アニメーション制作は、『日常』を手掛けた京都アニメーションが担当することで話題だ。
キャラクターたちのコミカルな動きや豊かな表情はさらに強調され、より没入して楽しめる。
独特の間とテンポ感が生み出すコメディ
あらゐ作品の笑いを支えるのが、セリフやリアクションにおける独特の「間」である。緩急に富んだ会話の流れは次の展開を全く読ませない。
オープニングテーマ:Furui Riho「Hello」
エンディングテーマ:TOMOO「LUCKY」
あらゐけいいち氏のプロフィールと他作品
日本の人気漫画家・イラストレーター。
主な作品:『日常』2006年 – 2015年(月刊少年エース)、『CITY』連載期間:2016年 – 2021年、2024年12月より連載再開(モーニング)
その他:ポケモンカードゲームのイラスト、各種キャラクターデザイン など。
『CITY』の評判・口コミまとめ
読者からは、独特の世界観とキャラクター同士の愛すべきやり取りに高い評価が集まっている。



『CITY THE ANIMATION』作品情報
| 作品名 | CITY THE ANIMATION |
| 放送形態 | TVアニメ |
| スケジュール | 2025年7月6日(日)~ ABCテレビ・TOKYO MXほか |
| キャスト | 南雲美鳥:小松未可子 にーくら:豊崎愛生 泉わこ:石川由依 真壁鶴菱:川原慶久 真壁立涌:入野自由 真壁まつり:七瀬彩夏 雨飾えり:田所あずさ 泉りこ:和久井優 安達太良博士&安達太良の父:子安武人 安達太良の母:浅野まゆみ 安達太良達太:KENN 安達太良良太:猪股慧士 安達太良かもめ:林鼓子 安達太良うみ:福嶋晴菜 安達太良そら:天麻ゆうき オババ:山本和臣 鬼カマボコ:宮崎遊 轟:鈴木崚汰 いい人:水内清光 タナベ菫桜子美:後藤邑子 穂高:土門仁 光岳伸晃:福山潤 帯那林道:金子誠 黒金大和:髙坂篤志 ナレーション:大塚芳忠 |
| スタッフ | 原作:あらゐけいいち『CITY』(講談社「モーニング」所載) 監督:石立太一 キャラクターデザイン・総作画監督:徳山珠美 美術監督:山崎詩央里 色彩設計:宮田佳奈 撮影監督:植田弘貴 3D監督:加瀬達規 音響監督:鶴岡陽太 音楽:ピラニアンズ 音楽制作:ポニーキャニオン アニメーション制作:京都アニメーション 製作:CITY THE ANIMATION 製作委員会 |
| 主題歌 | OP:「Hello」Furui Riho ED:「LUCKY」TOMOO |

