ついに“最後”の戦いへ──『僕のヒーローアカデミア』ファイナルシーズン最新映像公開

アニメ

2025年6月22日、アニメ『僕のヒーローアカデミア』第8期にあたる『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』のティザーPVが公開された。
“FINAL SEASON”のタイトルが示す通り、本作は約10年にわたり放送されてきたテレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』の完結編となる。長年にわたって多くのファンに愛されてきた本シリーズが、いよいよその幕を下ろす。

公開された映像には、パワードスーツを装備した“アーマードオールマイト”が、若返りによって全盛期の力を取り戻したオール・フォー・ワンに決死の覚悟で立ち向かう姿が描かれ、さらにデクと死柄木が対峙する場面や、デクの「紡ぐんだ。意志を。希望を」という新録セリフなどが収められている。

本記事では、『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』の放映に向けて、『僕のヒーローアカデミア』がなぜこれほどまでに人気を集めているのか、また、『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』はいつから、どのように放映されるのか、といったことを取り上げる。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』とは

アニメ『僕のヒーローアカデミア』は、堀越耕平氏による、同名のアクション漫画を原作としたテレビアニメシリーズである。原作は2014年7月7日から2024年8月5日まで『週刊少年ジャンプ』にて連載されており、アニメは、その2年後の2016年から放映をスタートした。

“アメコミ”を彷彿とさせる世界観を基盤に、個性(=特殊能力)をめぐる多彩なキャラクターたちの成長と葛藤を描く独自の演出・設定が、多くのファンを魅了してきた。

あらすじ

総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界。しかしながら少なからず、個性を持たない——「無個性」と呼ばれる人間も存在していた。主人公・緑谷出久(デク)もそのひとり。彼は、ヒーローを夢ながらも、前述の特性により、これを諦めざるを得ない状況に置かれていた。そんなある日、彼は憧れのヒーロー、オールマイトと出会う。オールマイトから個性の一部を譲り受けた出久は、彼から譲り受けたものに恥じない、最高のヒーローを目指して、ヒーロー志望者が集う「雄英高校」へ入学する。

登場キャラクター

緑谷 出久(みどりや いずく)

© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

僕のヒーローアカデミアの主人公。個性を持たない、いわゆる「無個性」者であったが、No.1ヒーロー、オールマイトから個性の一部を譲り受けたことで、ヒーローとしての道を歩み始める。個性は、身体能力の一部を増強するワン・フォー・オール。既存のヒーローたちの個性や戦闘スタイルを徹底的に分析・記録する、いわば“ヒーローオタク”的な一面も持ち合わせており、その豊富な知識をもとに、独自の作戦を立案・実行することもしばしばある。

麗日お茶子

© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

出久のクラスメイト。入学試験の際に、出久に助けられたことがきっかけで、彼と交流を持つようになる。出久のクラスメイトであり、雄英高校の入学試験で彼に助けられたことをきっかけに、交流を持つようになる。その名の通り「麗か(うららか)」な雰囲気をまとった、裏表のないまっすぐな性格の少女。雄英高校に通うため、地元から単身で上京しており、セリフの端々には故郷の方言が滲む。“個性”は「無重力(ゼログラビティ)」で、指先の肉球で触れた物体を無重力状態にすることができる。

爆豪勝己

© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

出久の幼馴染で、クラスメイト。知力・体力・戦闘センスのすべてに秀でた自信家で、「自分こそがNo.1ヒーローに相応しい人間だ」という揺るぎない信念を持ち、強い上昇志向を原動力に戦い続けている。無個性でありながら、ヒーローになるという不相応な夢を持つ出久に対して、厳しい態度をとっていた。個性は「爆破」。掌の汗腺からニトログリセリンのような汗を分泌し、それを爆発させることで強力な攻撃を繰り出す。

オールマイト

© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

ナンバーワンヒーローとしてその名を轟かせ、圧倒的なパワーで“平和の象徴”と称される存在。もとは出久と同じく“無個性”だったが、ある人物から“個性”の一部を譲り受けることで、ヒーローとしての道を切り拓いた。彼が受け継いだ“個性”は、力を蓄積し、さらに他者へと譲渡できる能力「ワン・フォー・オール」。しかし、宿敵オール・フォー・ワンとの激闘の末に力を使い果たし、現在はヒーローを引退。雄英高校の教師として、後継者である出久を導き、育てる役割を担っている。

オール・フォー・ワン

© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

“個性”がまだ“超常”と呼ばれていた頃より、暗躍し続ける、まさに“魔王”と呼ぶべき存在。かつてオールマイトとの激闘によって重傷を負った。
他者から“個性”を「奪い」、自らのものとするだけでなく、別の人間に「与える」こともできる、極めて特異な能力の持ち主。「ワン・フォー・オール」と対を成すその個性の名は「オール・フォー・ワン」。

死柄木弔

© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

「全てを壊す」という信念を持つ青年。幼少期、自らの“個性”を制御できず、家族を手にかけてしまったという悲劇的な過去を持つ。以後、オール・フォー・ワンの後継者として育てられ、その思想と力を継承していくこととなる。
強化手術によって、オール・フォー・ワンが保持していた複数の“個性”に加え、全盛期のオールマイトに匹敵するほどの肉体的パワーを獲得。一方で、自我の一部がオール・フォー・ワンに侵食されつつある様子も見られ、完全な「個」としての存在が揺らいでいる。

アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』

2025年10月より放送を開始するアニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』は、アニメ『僕のヒーローアカデミア』の物語を締めくくる一作。

ついに、死柄木弔とオール・フォー・ワンが率いる敵連合との最終決戦の幕が上がる。“個性”〈ワン・フォー・オール〉を限界まで解放したデクと、自身を乗っ取ろうとしたオール・フォー・ワンの意識を逆に取り込み、完全覚醒を果たした死柄木。若返りによって全盛期の力を取り戻したオール・フォー・ワン本体と、“無個性”でありながらパワードスーツを纏い立ち向かう“アーマードオールマイト”。交錯する信念と覚悟。両者のすべてを懸けた戦いが、ついに決着の時を迎える。果たして、「僕たちが最高のヒーローになるまでの物語」は、栄光のフィナーレを迎えるのか。それとも、すべてが崩壊してしまうのか――。

このクライマックスは、絶対に見逃せない!

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