アトリエシリーズは、1997年の初登場以来、独自の世界観と、キュートなキャラクターデザインによって、高い人気を誇ってきた。そんなアトリエシリーズの最新作『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』が、2025年9月に発売される。
本作は、2023年にスマートフォン向けアプリとして配信された『レスレリアーナのアトリエ 〜忘れられた錬金術と極夜の解放者〜』と世界設定を共有してお理、アプリ版をプレイしていたユーザーにとっては懐かしく、より深く世界に入り込める内容となっている一方で、本作からシリーズに触れる新規ユーザーにとっても十分に楽しめるよう配慮された構成となっている。
本記事では、その『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』の魅力を取り上げる。
※本記事には、プロモーションが含まれています。
アトリエシリーズに見る物語の軌跡——マリーからエリー、そしてレスレリアーナへ
まず、アトリエシリーズが人気を集める理由のひとつに、その魅力的なストーリーが挙げられる。たとえば、シリーズ第1作『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』では、魔術学校の落ちこぼれである主人公・マリーが、アカデミーの教師イングリドから、「5年間、錬金術の店を経営しながら学び、一つでも高レベルなアイテムを作成できれば卒業を認める」という課題を課され、それに挑戦する形で物語が展開する
続く『エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~』では、前作主人公・マリーに命を救われた少女・エリーが、自身も錬金術士を志して魔術学校に入学し、生活費や学費を賄うために錬金術の店を開くというストーリーが描かれる。
このように、初期のアトリエシリーズでは、ファンタジーな世界観の中にありながらも、どこか等身大で親しみやすいキャラクターたちが、自らの夢や試練に向き合いながら成長していく姿が中心に据えられていた。
一方で、近年の作品においては、物語のスケールやテーマに変化が見られる。たとえば、『ライザのアトリエ』では、「変わらない日常に飽き飽きしていた少女が、錬金術との出会いをきっかけに、冒険の旅に出て錬金術師として成長していく」というストーリーが描かれる。また、『ソフィーのアトリエ』では、「失われた錬金術のレシピを求めて、各地を巡る旅に出る」という探索型の物語が展開される。
このように、近年のアトリエシリーズでは、「日常の中の小さな挑戦」から、「広がりのある世界を舞台にした成長と発見の物語」へと、テーマや構成に変化が加えられている傾向がある。登場人物たちがより広い世界に踏み出し、多様な人々と出会いながら、自らの可能性を切り拓いていく過程が描かれることで、物語としての深みと没入感が一層強化されている。
『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』は、まさしく後者の流れを汲む作品だと言えるだろう。
あらすじ
大切なものを取り戻すため、
失われた故郷でふたりは真実を探す――かつて、3つの州の境に存在し、鉱山と交易によって栄えた町“ハルフェン”。
そんな平和な町で、住民のほとんどが消えるという謎の災害が発生。
町は禁足地となり、王都から派遣される調査員を除き、
立ち入ることができなくなってしまう。
月日は流れ、町の禁足は解かれ、復興計画が立ち上がることとなった。
それを機に、かつて故郷を追われた少女と少年も成長し、それぞれの想いを胸に帰郷する。
ひとりは、行方不明になった祖父が残した店を取り戻すため。
もうひとりは、父の残した遺品について調べるため。
そして、共通する目的である人々が消えた原因を調べるために――
彼らは故郷の地で出会い、ともに真実を探すために歩むこととなる。
その先に、想像もしなかった出会いと真実が待ち受けているとも知らずに――(公式サイトより引用)
名イラストレーターが紡ぐ“アトリエの顔”――シリーズを彩るキャラクターデザインの系譜
また、アトリエシリーズを語るうえで欠かせないのが、その魅力的なキャラクターデザインである。
たとえば、シリーズ第1作『マリーのアトリエ』では、漫画家としても知られる桜瀬琥姫氏がキャラクターデザインを担当しており、その可愛らしく繊細なデザインは、今なお多くのファンに支持されている。シリーズのビジュアルイメージを確立した初期作品としての影響は大きく、今日まで続く人気の礎となった。
さらに、『ライザのアトリエ』では、ゲーム『Fate/Grand Order』や『拡散性ミリオンアーサー』などで知られるイラストレーター・トリダモノ氏がキャラクターデザインを担当。親しみやすく、それでいて存在感のあるキャラクター造形によって、従来のシリーズファンのみならず、氏のファン層からも大きな注目を集めることに成功した。
そして、最新作『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』においては、アプリ版『レスレリアーナのアトリエ』と同様に、海鵜げそ氏とtokki氏の2名がキャラクターデザインを務めている。いずれも第一線で活躍する実力派イラストレーターであり、彼らが手がける魅力的なキャラクターたちは、本作の物語にさらなる深みと華やかさを加えている。
アトリエシリーズは、ストーリーやゲームシステムのみならず、ビジュアル面においても高い完成度を誇っており、そこに携わるクリエイターたちの個性が作品世界に大きく貢献していることは言うまでもない。
シリーズ最新作『レスレリアーナのアトリエ』、豪華特典付きパッケージで予約受付中!
そんなアトリエシリーズの最新作『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』は、2025年9月25日に発売される。対応機種は、PlayStation®5/PlayStation®4/Nintendo Switch™/Steam®で、現在、各販売店にて予約受付中である。
なかでも注目なのが、ゲーマーズ限定仕様の豪華特典付きパッケージである。こちらでは、「描き下ろしA4キャラファイングラフ」「オリジナルフルグラフィックTシャツ」「オリジナルB2タペストリー」など、ファン必見のグッズが付属する特別仕様となっている。
加えて、ゲーマーズ特典として「描き下ろしB2タペストリー」が、メーカー特典としては、スマートフォン/PC版『レスレリアーナのアトリエ』内で使用できるゲーム内アイテムのシリアルコードが付属。ゲーム本編と連動した特典内容となっており、シリーズファンはもちろん、新規プレイヤーにとっても見逃せない内容である。
数量限定の特典が多く含まれているため、確実に手に入れたい方は、ぜひ早めの予約をおすすめしたい。発売に先駆けて、一足早く本作の世界観を体感できるこの機会を、どうかお見逃しなく。

