2025年5月23日、HD-2D版「ドラゴンクエストIII」に最新のアップデートが実施された。大きな変更点もあり注目されている。
本記事では、まず本作の原点を振り返りながら、注目度の高いアップデート内容を確認する。
そもそも『ドラゴンクエストIII』とは?
「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」は、1988年にファミリーコンピュータ向けソフトとして発売された、ドラゴンクエストシリーズの第3作である。シリーズの中でも人気の高い作品であり、「ロト三部作」の完結編にあたる。
これまでにスーパーファミコン、ゲームボーイ、プレイステーション4、スマートフォンなど、さまざまなハードでリメイクが繰り返されてきたが、最新作はHD-2D技術を用いた新たなビジュアルで登場している。
このHD-2D版は、懐かしのドット絵の雰囲気を保ちながらも、光や影、水の揺らぎなど立体的なエフェクトを取り入れ、ドットと3Dが両立した作品となっている。当時プレイしたファンにとっても、新鮮な感動を与える仕上がりである。
また、様々な追加要素もあり、当時よりもボリュームアップした内容となっている。
もっと詳しく知りたい人は、以下の公式SNSを確認してほしい。
今回のアップデート内容
今回のアップデートは、主に以下の4つのカテゴリーに分けて改善が実施された。以下では注目度の高い主要変更点を抜粋して紹介する。
移動関連
- 船で移動中にメニューを開いた時やバトルが発生した時、船の速度がリセットされないように調整しました。
- ラーミアで飛行中にメニューボタンを押すと自動飛行/手動飛行を切り替えられる機能を追加しました。
職業関連
- 勇者および武闘家:会心率が上昇しました。
- まもの使い:特技「まものよび」について、はぐれモンスター保護数が最大に達するまでの威力を下げ、攻撃回数を3~5回のランダムに変更しました。
- まもの使い:特技「ビーストモード」の消費MPを30に変更しました。
バトル関連
- 一部のモンスターについて、残り1体になった次のターンからは「大ぼうぎょ」を行わないよう調整しました。
- メタル系の敵を除く全モンスターの守備力を低減しました。
その他
- 「メダルの館」を訪れた後、「メダルの館」がルーラの行き先に登録されるようになりました。
- アイテム「命のきのみ」と「ふしぎなきのみ」を使用後、レベルアップ時のステータス増加値が二重に加算される不具合を修正しました。
- 呪文や特技を指定のボタンに割り当てることで発動までのショートカットを行うことができる機能「べんりボタン」を追加しました。詳細はゲーム内の旅の心得をご確認ください。
- トロフィーや実績が正しく取得できていない場合、一部のものは「さくせん」から「せんれき」を開くことで再取得をすることができるように調整しました。
まず、一番の変更はまもの使い関連の修正だろう。ビーストモードからのまものよびがあまりにも猛威を振るった結果、弱体化された。
もう一つ注目したいのがべんりボタン機能だ。これがかなり優秀で、「くちぶえ」「レミラーマ」「やせいのかん」など使用頻度の高い特技を登録することで、非常に楽に使用することができる。まだ設定してない人はすぐに活用しよう。
これらの改善により、プレイヤーにとってさらに快適かつスムーズにゲームをプレイできるようなった。さらに詳細な内容については、下記公式サイトで確認することが可能である。
まとめ
ドラゴンクエストIIIは、これまで幾度となくリメイクされてきた不朽の名作であるが、今回のHD-2D版はその中でも群を抜いて“原作への敬意と現代技術の融合”を感じられる仕上がりとなっている。
この機会に、もう一度ロトの旅に出てみてはいかがだろうか。
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