シャア声優といえば池田秀一氏であることは、ガンダムファンでなくても、周知の事実であるが、今年4月から放送から放送を開始した『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』ではシャアの声優は新祐樹氏となっている。
シャアの変更について
変更と言ってしまっても、今回の変更は一概に言い切れるものではなく、ガンダムの今後、シークアクスの位置付けが重要になってくる。
ジークアクスではアムロはガンダムに乗らず、シャアがガンダムに乗ることで歴史が変わっている。IFストーリーである。そのため正史ではない。
今回の声優変更はそんな『今まで通りではない』ということを、視聴者に強く認識させる狙いもあると思われる。
初代シャアの良さ
言わずもがな、といったところではあるだろうが、初代シャアの貫禄は声とは切っても切り離せない関係であるだろう。『ジオン・ダイクンの忘れ形見』と揶揄され人生を復讐に費やし、アムロという異分子に狂わされたシャアの心持ちは、貫禄の中にどこか切なさを感じられる。
ジークアクス版シャアの良さ
ジークアクスのシャアは第2話を視聴すれば感じるであろう、初々しさがある。今作においてガンダムに搭乗することは、シャアですら計画に含んでいなかったのであるが、(ガンダムは機密事項であるため当然だが)『私にやれるのか?』と言った自分の能力の最大値を若干低く見積もっていたが、ガンダムによって変わっていく、初代よりもジオンにとって戦況を大きく変える存在になる。というのはこのIF世界線において、『自分の知らないガンダムである』という印象を与えることに、大きく関与しているのだろう。
声優を変えることに違和感を持たせない、というのは今後のガンダムの展開を考えると、必ず取らなければならないという、選択であった。それを今回、ジークアクスというIF世界線という舞台装置で成し得たのは、今後のご長寿アニメの存続にとっても新しい選択肢になっていくだろう。
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